1月7日記 / 七草がゆ
「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ
すずな すずしろ これぞ七草」
子どもの頃は草の香りや苦みが苦手だった七草粥だけれど、
大人の五臓六腑には慈悲としか思えないような優しさが沁み渡った。
七草は囃し唄を歌いながら刻む風習があったとか。
地方によって多少歌詞が違うらしいが、六日の夜にまな板の上に七草を
のせ、包丁で叩きながら「七草なずな、唐土の鳥が、日本の土地に、
渡らぬ先に、合わせて、バタクサバタクサ」と歌い、刻み置いた七草を
七日の朝に粥に入れるのが習いだとか。
灯火や裸電球の下、包丁のトントントントンという音と
歌声が台所や続く居間にまでも響き渡っていたのだろうか。
「合わせて」、は「あぁーわぁーせぇーてぇー」と伸ばす音なのかしら。
そこで母娘のくすくす笑う声も同時に聞こえてきそうですね。
囃し歌を歌いながら七草を叩いたことがある方はいらっしゃいますか?
事務所の掃除。スキャナーの接続。
夜 鱸のカルパッチョ クワイの巣揚げ クレソンとちりめんじゃこのパスタ
本日のワインはTの惚れ込んでいる小布施ワイナリーは小布施ブラン。
千円台のワインだけれど、充分にエレガントな風味。
お買い得感ありです。
by rika_okubo7
| 2011-01-08 12:33
| ワイン