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『弱』 疼痛日記 9月19日記

芋名月のことを母に話すと少女のように喜んで買い物に
行ってくると言って電話を切った。
今夜は中秋の名月。
たくやさんに里芋を買ってきてと頼んだけれど、
今夜は遅い帰りのようだから、炊くのに間に合うだろうか。
夕方近く携帯の受信音が鳴る。母だ。
デパートで里芋とススキを手にして、夜が楽しみでたまらない
様子が伝わってくる。
供える里芋の数や炊き方を訊ねる母に、こうしたらいいと
思うと伝えることは、わたしも楽しい。
気晴らし。いや、気晴らしとは違うのかもしれないけれど、
そう、この間友だちに、どう気晴らしをしているの?と訊ね
られて、料理と答えたのだけれど、少し違うのかもしれない。
じぶんの為に作る料理は、気晴らしにはならない。
買い物に行って、たくやさんはこれが好きだと買い物籠に
好物を入れる時、台所に立つ時、母に何か伝えられる時、
つまり、自分から離れているとき、わたしは気を晴らしている
のだなあ。

夜に、網戸越しに見るお月様はモアレがかかって美しいと母
から電話。語り口調は熱く、そしてうっとりとしている。

夜は疼痛がやってきて、お月見ができなかった。
里芋も炊くことができなかった。

熱は下がりつつある。
食事は果物とタピオカ。タピオカもおいしく感じるようになってきた。
昼間の痛みはほとんどない。




夕ごはん
鰈煮付け
麻婆豆腐 残り物
胡瓜の塩漬け
納豆
豆腐のお味噌汁
白米
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by rika_okubo7 | 2013-09-30 12:51