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この日を境に痛みは引いていった 9月21日記 

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お蕎麦がおいしかった。
蕎麦粉の香りが食欲をそそる。いつもなら”ずずーっ、ごくり”
といくのだけれど、目の前に”ゆっくりゆっくり”と制止する人
もいることだし、よく噛んで飲み込む。
お蕎麦をよく噛むなんて初めてだ。麺類なら食べられるのだな。

クリニックで診察してもらった母から電話。
新しくしたサポーターに慣れるまで、痛みが続くらしい。
どうして?と訊ねると、”だって、そう言われたからそういう
ものかと思って”と言う。どうして訊かないんだろうと一瞬
腹が立ったけれど、私たち母娘のケンカは大体こういうところ
から始まるから、ぐっと抑える。
母の血管を形が崩れてきたゴムホースに例えて、サポーターの
役割を想像してみたけれど、本当のところが知りたい。

お彼岸だから手を合わせに行きたかった。
それに痛みで苦しんでいたとき、なぜかY家の仏間に行きたくて
仕方がなかった。仏壇の前に座って、手を合わせている自分を
想像すると、気持ちがゆったりとして楽になった。
ゆっくりゆっくり歩く。中央郵便局で用事を済ませて、新丸ビルで
お父様のKさんの好物だったプリン、お母様のTさんの好きな甘いお酒、
それから花屋に入って目に留ったモンキチョウ色のカラーを二本手に
Tちゃんのお家へ。

ちょうどK家の叔父さんと叔母さんがいらしていて、台所のテーブルで
ご一緒した。おもしろかった。Tちゃんも、叔父さんも何しろ口が悪い。
けれどあたたかくて、お顔は晴れ渡った空のようだ。カッカッカッと
笑う声もよい。私は下町に暮らしているけれど、生まれ育ったのでは
ないから、ああはいかない。てやんでえ、すっとこどっこい、と怒ったり
笑ったりして、反対側にあるものをはね飛ばしているのだろうな。

Tちゃんと、仏間で晩酌をはじめる。ブロッコリーと海老のサラダを
作ってくれていて、最初おそるおそる食べた。味もわかるし、おいしい。
お兄さんの中田屋のお団子もいただいた。ジンギスカンに行くか?
くだものはいるか?と心配してくださった。
お母様が亡くなる年につけた、ラッキョをTちゃんが出してくれた。
最後の三粒だ。一粒いただく。
甘酸っぱくてシャリシャリして、しみた。




昼ごはん
キツネ蕎麦
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晩ごはん
K家の叔母さんの、ちらし寿司。
里芋と鶏肉の煮物
しじみのお味噌汁
梅干し
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by rika_okubo7 | 2013-10-01 18:58