11月24日記 / 陶と絵のあいだ
外苑前で降りて、青山墓地の方へ向かう。
この辺りは住宅街のほのぼのとした雰囲気が残っていて、ほっとする。
冬らしいまっすぐな光と、冷たい風。よいお天気。
たのしみにしていた、二人展 ー 陶と絵のあいだ ーhttp://aipittura.exblog.jp/21617591/ へ。
扉を開けると、淳さんの笑顔に会った、次には愛ちゃんの笑顔に会った。
お二人に会えてとっても嬉しいのにご挨拶をしながらもじもじしてしまう。
三階まで階段を上ると、ギャラリーの大きな窓の光を受けた愛ちゃんの絵に吸い寄せらた。
胸のあたりがほろりと解ける。
じっと陽のあたる縁側で、日向ぼっこをするうちに体がぼやぼやぬくくなって
力が抜けてゆくときの感じににている。やわらかであかるいのが心地よかった。
淳さんの陶にはいつもなぜか、明るい空暗い空の向こうに広がっている宇宙を想う。
そして地球に暮らしているわたしたちの風景が浮かんでくる。
目で陶を見ているのに、ざらりとした土の上に立っているような感触がやってくるのも不思議だ。
愛ちゃんの自画像の「白雨」のまなざしは、今も心を貫いてくる。
冬に浮かぶ小さな湖のような澄み切った瞳に「あなたはだれ」と生きているその事自体をまっすぐに問われて、
体がきゅっと引きしまった。
たくやさんと相談しながら決めた、愛ちゃんのトルチェッロhttp://aiviaggio.exblog.jp/18894395/と
淳さんのぼさつさまがウチに来てくれるようになって嬉しい。
帰りがけ、青山の大坊へ寄ってみたけれど、満員。
閉店の知らせが行き渡っているのだろうなあ。
また来ます。
by rika_okubo7
| 2013-12-19 17:06