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12月4日記 / 百合の種

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起きて真っ先にするのは、ストーブに火を入れること。

一人の時はやるけれど、火を熾すことはたくやさんの方が上手だから、

だいたいの場合布団から顔だけ出して火をつけるのを見ている。

部屋が暖まったころもぞもぞと起き出して、ストーブのそばの椅子に座り、

ストーブの小さな窓から見える炎をぼーっと見ることから山の家の朝は始まる。

そうしてたいがい一時間か二時間コーヒーを飲んだり、ラジオに耳を傾けたり

本に目を通したりして過ごす。

岩井さんからいただいた薪がたっぷりあるから、なくなることを心配せずに

薪を焼べることができた。





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陽が昇ってきたので、それにつられて外に出る。

寒椿のかたく結んだ蕾の先が紅く色づいている。そろそろだろう。

一度四季をここで過ごしてみたいと思う。

花の盛りを見てない植物がほとんどだ。色づく葉も知らない。

種のたっぷり入った百合の鞘を持って、裏の庭にひろびろと蒔いた。

さっきまで有元利夫の日記を読んでいたから、気分は種蒔く妖精だ。

天上の音楽が鳴らないかな、と空を見上げる。

そうするうちに髭を生やした妖精もやってきて、畑を作るのならこの辺りだねと

杉木立の間からよく陽がさし込む土を指差す。

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薪ストーブが心地よくて、陽が傾き始めた頃山の家を出る。

今夜は盛岡市内泊。

都市のネオンが心地よくてほっとする。

山野の闇は緊張感を呼び起こすのだな。


ホテルの近くの大同苑で焼肉。

舌セットが最高においしかった。


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by rika_okubo7 | 2014-01-10 09:59