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3月9日と10日の日記。   骨董市 と 悲しき水餃子 

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「何も買わないけど、骨董市に行って来るね」と告げて氏神様の市に出かけた。

境内にはぴりりと冷たい風が吹いているけれど、春らしい気配にみちている。


ざらざら眺めていると、

「ちゃんと見てよ。じーっと見ればいいものあるから」と主から声がかかる。

手に取るもの取るもの説明してくれて、あんまりおもしろいので、

探しているものを伝えると、ひょいと腰を上げ尻に敷いている箱から

寿の文字が入った朱色の盃を取り出して「これじゃ駄目だよね」と見せてくれる。

ごめんなさいと断って、三つ並んだ揃いの黒い漆器を見ていると、

「いいもんだよお」と言う。いいものかどうかは私にはわからないけれど、

黒に引かれた金色の線は繊細でモダンだ。それに木のぬくもりが指先にしっとり

伝わってくる。器のふちに指をすべらせて傷がないか確かめていると

「真ん中は完品だけど、二枚はちょっとだけ傷があるね」とすこし弱気になったのか

「三枚で二千円でもってかない?」と主。

何年か前に勇気を出して値切ってから、私もなかなかずうずうしくなってきた。

干菓子もいいだろうし、艶かしいジュンサイも映えそうな雰囲気だ。


地べたに大きなお尻を並べて、古い着物をよりわけているおばちゃんたち、

ロシア帽をかぶってロシア的な煙草をゆっくり吹かしている主や、仙人的な白い頭髪を

ぼわりと光らせて漆について説いてくれた主、骨董市は人間くさくてよいなあ。

天然記念物みたいに個性的な人たちでいっぱいだ。


印判の皿三百円。ちいさなアルミの弁当箱二つ各二百円、三つ百円の朱色具合が

よい器、「一枚千五百円なんだから、お買い得だよ」と三枚二千円にしてくれた黒の漆器。

以上本日の収穫。


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夕べの水餃子の失敗が、地団駄を踏んで台所の床に穴をあけてしまいたいくらいに、

くやしいけど、まあまあと気を取り直して(なんとよい言葉でしょう!

”気を取り直す”。腐らないこと肝心よのう)残りの皮にキャラウェイシード

と胡麻を加えて練り直す。

水が出てどうしようもない餡は、玉子と片栗粉を加えて一度焼いて、

大きく伸ばした皮で包みこんがりと焼き上げる。

なかなか旨い。旨いが、くやしさが舌を曇らせて、ほんとうのところの味がわからない。






9日のごはん


昼ご飯

キムチチャーハン

芽キャベツとトマトのスープ

若芽の炒め物


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夕ご飯

水餃子

若芽の茎の炒め物

やむなく担々麺ふうの味付けにしたどろどろ水餃子スープ

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かなしき元水餃子

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10日のごはん


昼ご飯

中東風な味に仕上がった水餃子になりたかった、包みもの。

配合を練り直せば、これはこれで、おいしいものになることでしょう。

餡にスパイスを加えてね。


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酢醤油をかけてもなかなか。
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夕ご飯

生姜焼き

芥子菜のお漬物

トマトのサラダ

豚汁と夕べの水餃子の汁の残りを合わせた汁

(なかなかおいしいのが、かえって悲しい)

ごはん


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by rika_okubo7 | 2014-03-16 07:12