手を合わせる 8月24日記
すっかり秋の空。
日曜日の新宿の混雑は並ではなかった。
新宿は購買意欲のある人たちで溢れていた。
デパートは買う買う買うという叫びの気配で
充ちている。
街中もまっすぐ歩けない程混雑している。
階段を降りる。
もう耳は自分たちの足音しか拾わない。
地下二階のガラス戸を開けると、
沈黙した巨大な箱に稲富淳輔さんの世界が息づいている。
ー 月よむ骨 ー
うつくしかった。
静かに祈る気配の前で思わず手を合わせる。
by rika_okubo7
| 2014-08-29 17:03