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天地初粛   8月28日記 

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朝風呂から上がってくると、

雲竜柳で揺れていた風鈴が、分解されて机に並んでいた。

”今年はもうおしまい?”と訊ねると、

”うん、もう終りだねえ”と言って、錆び止めの油を

鉄の棒に塗り、やわらかい紙に包んで箱に収めた。

今日も肌が冷え冷えする。

暦を見ると、処暑は次候の天地初粛(てんちはじめてさむし)の時節。

暦通りに季節が巡ってきていることが嬉しかった。



餃子を作る。

夕べ行った中華屋さんの餃子は悲しいお味だった。

餃子ライスは一種の博打だから、保険に野菜スープも頼んだけれど

これも涙のお味であった。

ならば自分で作ろうと不器用な指先で餃子の皮に餡をのせ、

皮をつまみ、きゅっと閉じること三十数回、なんとか形にはなる。

皮も作りたいところだが、まずは餡から。


よく焼いた鉄鍋に油をしき餃子を並べ、湯を入れる。

ジャーッと勢い良く煙と湯が立ったところで、

火事です、火事です、と警報機が鳴る。

しばらくするとヘルメットに懐中電灯という重装備の警備員さんが

火事じゃないんでしょー、という顔でやってきた。

”すみません、すみません”

”どうしたの?”

”いや、餃子を焼いています”

”はは、餃子待ってるからね”

とにこやかに去っていった。

今日の日誌に、

○○○号室、火災警報機鳴る 原因 餃子 

とか書かれちゃうんだろうな。


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昼ごはん

カレーうどん

見えないけれど、トマト、コーン、きくらげなどたっぷり。

茹でて塩をしたオクラをのせ、カレーには酸味とすだちも添える。

美味なり。

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夕ごはん

餃子

万願寺

キムチ

餃子のスープ

白いごはん

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うーむ。餡がぱさついている。

味はよし。おいしい餃子を作れるようになりたい。


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by rika_okubo7 | 2014-08-30 09:34