r-note

今と過去   12月10日記 

Aちゃんにメールをするうちに、須賀敦子の文章を、猛烈に読み

たくなる。

外はまだ暗く今日は始まっていない。

ちょっとだけ、と炬燵に足を入れて、ミラノ霧の風景を開く。

本に入りこむうち、橋を渡る車の音が、イタリアで過ごした、夜

の明けぬ街の音と重なる。

本を読みながら次々と記憶が蘇る。

ちょうど今と同じくらいの時間、ローマのアパートの台所の、天

井まである高い窓の向こうはまだ暗く、開いた窓の先の紐にかか

った洗濯物が、冷たい風にぼんやり浮かぶ風景。

Tちゃんが作ってくれたお夕飯、歌を唄いながら歩いた石畳の道。

すっかり明るくなった朝、射し込む太陽のもとで、たくやさんは

曇ってしまった銅鍋を今日も磨いている。

その姿は糸を紡ぐインディラ・ガンジーのように見える。

わたしは今を生きながら、同時に過去にも生きているのだなあと、

ふと思う朝。





昼ごはん

夕べの残りのおなべに、おうどんを加えて。

f0119425_05340575.jpg


お夕飯

にしむらで、とんかつ。

たくさん 上ロース膳

わたし  上ロースカレー膳



by rika_okubo7 | 2014-12-23 06:16