つららのしずく 1月2日
ベランダで空を見上げていると、お天気のよい青い空の
下、つららが溶けて水が滴る”つたつた”という音が聞こ
えて、反射的に軒先を仰いだ。
それがすぐに配管の水音だとわかったけれど、一瞬にし
て透明に光るつららの、つんとした硬質的な匂いや金気
くさい味それから手のひらに握ったときぴたりと吸い付
く冷たさが、北国の早春の景色とともに蘇った。
午前中のうちに氏神様に初詣にゆく。
隅田川沿いの住吉様は、ずっしりとして威厳がある。
奥の間に鎮座する黒く大きな金庫のように寡黙だ。
神様を金庫だなんていう例えはあまりよくないけれど、
ほかのイメージを求めても深海に沈み口を閉ざしている
堂々たる金庫とか、どうしても金庫に行き着く。
威厳があり、なにかを護っており、重量があり、黒く、
固く、鎖されている、のキーワードでほかに思いつける
ものがない。
詣でているときに、風が吹くと吉兆ということらしいけ
れど、今日は吹いてくれました。
帰りがけ、TUTAYAに寄って、初レンタル。
たくやさんのリクエストはテルマエ・ロマエ。
1と2を借りる。
わたしは、彼女を見ればわかること、それと、霧のなか
の風景。
復讐物が好きなたくやさんに、もう一本借りたけれど、
タイトルはなんだったかな。
午後は炬燵に入って映画を観ながらずるずると過ごす。
テルマエ・ロマエ、さいしょなんだこりゃと思って観て
いたけれど、理屈なんて糞食らえ的な何でもありのアホ
アホさを好きになる。
お昼ごはん
磯辺焼き
お節
お夕飯
たくやさんの実家から送られてきた、お蕎麦。
by rika_okubo7
| 2015-01-15 15:58