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8月12日(水) 大坊さんの珈琲

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ポストを開けるとぷうんと珈琲の匂い。まさか、と思ったその

まさかだった。大坊さんから二度目の珈琲豆。たくやさん宛。

早く開けてとせがむと、速水御舟の牡丹のポストカードに太字

の青インクで書かれた短い文章と珈琲豆100gが入っていた。

ありがたいねえ、と二人でうなずく、どうして送ってくれるん

だろうねえと不思議がる。

このところ朝の珈琲をいれるのは私の係になった。たくやさん

の寝起きが悪いということもあるけれど、こちらはたいがい太

陽の昇る前から起きていて、集中力は万全、しぜんの成り行き

だ。さいしょは下手だったけれど、だいぶコツをつかんだ。

薬缶にミネラルウォーターをいれて火にかけて、ジャラジャラ

と鳴りはじめるとだいたい75℃、そこから二つ三つゆっくり

呼吸するうちに80℃まであがる。

フィルターに詰めた珈琲豆に点滴をするように湯を落とす。蒸

らしはなし。珈琲豆がふくらんできたらちょろちょろと細い湯

量にかえる。かなりの確率で透明で甘い珈琲ができるようにな

った。

でも、大坊さんの焙煎した珈琲豆で珈琲を作るのは緊張した。

今朝、最後の30gを使って100ccほどのドゥミタスを作って

たくやさんに差し出した。もちろん大坊さんの珈琲にはほどと

おいけれど。

フィルターに残っているぜいたくに使った珈琲豆がもったいな

くて捨てられなくて、そこにもう一度ゆっくりお湯を落として

自分の分にした。たくやさんは仕方がないなあという顔で笑っ

ている。大坊さんの意に反することだとは思う。

珈琲を飲みながら、大坊さんの本を開く。


8月12日の皿



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by rika_okubo7 | 2015-08-17 17:38