牡蠣南蛮蕎麦 11月5日記
きのうのお昼たくやさんがたべていた牡蠣南蛮蕎麦の牡蠣がどうに
もさびしくて、牡蠣はもっとどんとたっぷりあるといいのにと思っ
たので、今日わたしは作ることにした。
すっぽん屋の牡蠣をいのいちに見に行ったけれど、鳥羽産はまだ入
ってない(ここのすっぽん屋は、すっぽんの他に、夏場はしじみ、
冬場は牡蠣を扱っている。精のつくものばかり、黒いものばかりだ)。
もう10時近かったから早足で牡蠣を見て歩く。
まだなんだなあ。おいしそうな風情の牡蠣はもう少し寒くならない
と出てこないのだろうなあ。
それでも、貝屋の牡蠣を一キロ買った。2700円也。
買ってから、いつだったか岩牡蠣がおいしかった店の店先に並んで
いる牡蠣の方がぷっくりとしてよい肌色をしているのをみて、こっ
ちのほうがよかったと(キロ500円高いけれど)、横目で眺めて
すこし悔しい思いをした。けれど冬は長い。
ほかに乾物屋で和歌山産ちりめんじゃこと(300グラム)と鱈の
干したのを2枚求める。
鱈は肉厚のもあったけれど開きだし、天井からつるしておくことも
憚られるので諦める。
牡蠣はまだ味がのってなかったけれど、熱い蕎麦にぷりぷりの特大
牡蠣を5個のせて満足である。
夜は牡蠣の豆豉炒め。二三日は牡蠣の生活がつづく。
今夜も秋の虫は鳴いた。
わりとあたたかい夜だったけれど鳴く時間は短くなってきた。
by rika_okubo7
| 2015-11-06 08:46