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9月5日(土)  スイスとスウェーデン

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陽が昇ってくるのが遅くなった。それもとつぜん遅くなったよう

に感じる。9月に入ってゴーヤの雄花が大きく咲くようになった。

雌花の数も多く(と言っても雄花の二十分の一にも充たないけれ

ど)咲くようになった。雌花が咲いているときに雄花の数が少な

いとやきもきする。雌花がないときに雄花が勢いよく咲いている

とむなしい気持ちになる。

今日は出かける予定ではなかったけれど、夕べのJAZZフェスのス

イス電子音楽がいかんとも好みに合わず、ただ苦しく一時間ひたす

ら耐えたので、今夜もまた東京国際フォーラムの地上広場にパンと

赤ワイン一本を持って向かう。会場は楽しもうと積極的になってい

る人たちの熱気がむんむんと上がっている。年代も職種も肌の色も

まちまちなのも好ましい。同じテーブルに座った、黒髪の日本人の

女子と白い肌に金髪の男子が一つのタイラーメンを長い時間をかけ

て(30分以上)つるつるとすすっている光景もよかった。女子が

一本か二本すすると話し込む、男子が二本か三本すするとまた見つ

め合って話している。音楽など聞こえておらず(たぶん)二人の世

界だ。今夜はフランスとスウェーデンのバンドを聞きにきた。フラ

ンスはフュージョン、スウェーデンはまったくのフリージャズだった。

スウェーデンの音楽はわたしたちにとって気持ちよい音楽ではなかっ

たから、数十分聴いて音楽に見送られようねと言って席を立ってしま

ったけれど、彼らの一時間の持ち時間はあの一曲のために費やされた

のではないかなあ。それでも夕べのスイス、今夜のスウェーデン、ど

ちらとも深刻な音楽だったからこそ、逆に音楽事情を知りたくなった。

風土ゆえかもしれないと思って。


9月5日の皿


# by rika_okubo7 | 2015-09-16 08:25

9月4日(金)   そうなっていくのだなあ

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猫の気持ちになりきって鳴くとけっこうこれがそっくりで、猫

路地(長毛の猫がいる路地)や猫屋敷(かつて料亭だった広い

建物)の猫に向かって鳴いてみるとなかなか手応えのある反応

がある。得意な鳴き方は、哀しげな声困っている声。鼻に声を

かけにゃぉんにゃぉんにゃぁおん。マイナー調の鳴き方が得意

なこともあるけれど、なんだかんだ言ってもわたしは猫ではな

いから猫の気を引くためにそういった演出をしていた(と思う)

。猫そっくりに鳴けるのがおもしろくて家でもにゃぉんにゃお

んと過ごしていたけれど、はたと異変を感じる。”ほんとうに心

が弱い方に傾き始めている”。にゃおんにゃおんと鳴きまねをし

ていると、わたしの心も声に乗り気持ちが楽になったから、ふ

だんは吐かないと決めている弱音を、猫の声に乗せるのならい

いかと、鳴きながら”うっすら”そう思ったのは事実。人間語じ

ゃないからいいかと思ったけれどそんなことはないのだな。じ

ぶんはじぶんが発する声のトーンや、言葉によって(猫語とも

いえない猫語だけど)も作られていくのだなあとひしひし実感

する。なので今日で猫の哀気な鳴き方はやめる。楽しい猫の鳴

き声は続行中。ニャン。

雨があがったので、東京国際フォーラムのJAZZフェスに向かう。


9月4日の皿





# by rika_okubo7 | 2015-09-16 07:06

9月3日(木)   おもしろい本だった

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今日は新宿、日比谷、御成門、ふたたび日比谷、大手町と廻る。

新宿はあまり得意な街ではないけれど、日比谷から御成門への道

はどうしてか好きだ(その先の虎ノ門、神谷町も)。相性がいい

という感じ。土地はどう想ってくれてるだろうか、片思いでなけ

ればいいけれど。

養老孟司×久石譲 耳で考える、読了。おもしろかった。ふーむ、

ふーむ、なるほどー、と唸る事多し。


9月3日の皿





# by rika_okubo7 | 2015-09-14 16:31

9月2日(水)   ひさしぶりの晴れを逃さずに

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今日はひさしぶりに晴れ間が出たし、じっとりと暑かった。

この時を逃さぬぞ、それっ、と一斉にベランダのバジルの葉

を刈り取り、バジルソースを作る。


9月2日の皿



# by rika_okubo7 | 2015-09-14 16:15

9月1日(火)  うーん、いつまでも慣れずに不思議に思うこと

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Tちゃんが今月の6日からハワイに行くので住吉神

社にお参りをして、お護りをいただいてくることに

する。なにしろ住吉様は海と航海の神様なのだ。そ

れに今日は”おついたち”だ。毎月その”おついたち”

にはご挨拶に行こうと思いながらなかなか出来てな

い(せめて家のお掃除だけでもきちんとしたいのだ

けれど)。ひさしぶりの住吉様は今日も変わらず寡

黙な黒く険しい大きな岩のようにずっしりしている。

Tちゃんを護って下さるように祈ったのだけれどちゃ

んと通じているか心配になるくらい沈黙している。

少し風が吹いた。だからたぶん聞き届けて下さった

のではないかな(風が吹くと神様が喜んで下さったり、

聞き届けて下さったりしている合図と聞いた事がある)

。同じ境内の龍王弁財天様にもお参りをする。御利益

は、開運出世、金運上昇、商売繁盛、学業成就、芸能

達者、病気平癒。敷地に近付くと住吉様のずっしりと

した空気からやわらかいやさしい空気に変わり、脳裏

というのか目の裏に、朱色のうつくしい打掛が浮かん

で消えた。龍王弁財天様の御祭神は四神とも女の神様

なのだけれど、祀られている神様によって醸し出され

る空気が違うことを、いつも不思議に思う。けれど、

土地も発している何かがそれぞれに違うわけだし、わ

たしたち人間だってそれぞれが持っている空気感があ

るわけだから、当然といえば当然なのだろうなあとも

思う。住吉様は三神とも男神でイザナギ大神の神子、

底筒之男命、中筒之男命、表筒の男命。イザナギ大神

が黄泉国の汚れを洗い清める禊を行ったとき瀬の深い

所、瀬の流れの中間、水表で生まれた神々。


9月1日の皿





# by rika_okubo7 | 2015-09-14 15:57

8月31日(月)  夏が終わった

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風鈴を外したのを見とがめて、もう少しそのままにしておけないの?

と突然夏が取り去られることに反発してそう言うと、こういうのは早

めに仕舞うのがいいんだよ、秋風に吹かれる風鈴の音を想像してごら

んよ、とたくやさんは困った顔をした。確かに、以前暮らしていた門

前仲町の家の向いのベランダで冬中江戸風鈴が鳴っていたのには参っ

た。ガラスの鳴らし棒で(棒というのだろうか?)ガラスの鉢(これ

もまた鉢というのかわからない、それとも傘?)を叩く音は冬に聞く

と風情もへったくれもなく、ただ寒々しくやかましかった。うちのは

明珍火箸を風鈴に仕立てた物で音に余韻はあるものの、明日から9月

なのだから、彼の言う通りきっぱりと夏を仕舞うのが潔くていいのか

もしれない。

 今日は休むことに決めた。横になって両手を左右に大きく広げると、

肩と腕を繋いでいる辺りの筋肉がゆるんで気持ちよい。足も広げて大

の字になる。体の力が抜けると疲れは体を抜け、布団を抜け、地下に

地下に、深く暗い地下にゆっくりと降りてゆく。


8月31日の皿



# by rika_okubo7 | 2015-09-14 09:34

8月30日(日)   鎌倉のちいさいお家

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鎌倉駅西口を出て、Sさんを探す。雨もやんでいる。よかった、鎌

倉駅から二つのトンネルをくぐってタカハシ氏の家に向かう道程が

好きなのだ。先に着いていたSさんのお洋服はタヒチの空と海を想

わせた。たわいないことを話しながら二つ目のトンネルを越えてさ

らに進み右に折れ急な坂を上る。そしてもう一度右に曲がるとタカ

ハシ氏の家があるのだけれど、今日は引戸の前にbellmamaの姿が

ちらちらと見えている。なにかすっきりとされて、小さな湖の澄ん

だ湖面がさらさらと波だつような笑顔がうつくしい。「おひさしぶ

りです」と挨拶をして家に入るとY子ちゃんがにこやかに迎えてくれ

た。正座のご挨拶をひさしぶりに受けたけれど木の家にはそれが無

理なく合っていた。私たちはどやどやとお邪魔する(おそらくどや

どやという表現がただしいと思う。タカハシ氏とbellmamaとY子ち

ゃんの三人で過ごす時間はきっと静かだろうから)。テーブルには

もういろいろと用意されて、ペンダントランプの光に浮かび上がっ

ている。白いクロスがかかったこの正方形の小さなテーブルは人と

人の距離を近くしてとても好きだ。誕生51年目の小さなおうちで

今日はbellmamaの少し早いお誕生会。お料理はタカハシ氏の手によ

るご馳走。


8月30日の皿




# by rika_okubo7 | 2015-09-13 08:49